マイハビッツ〜理想の自分になるために〜

Webライターが「理想の自分になる」ことをテーマにしたブログを執筆します。

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いろんな塾があるもんだ

電話をいただいた塾に行ってきた。

年配の塾長さんが快く出迎えてくれ、いきなり保護者にエースとして紹介された。

いやいや、俺の方は心の準備ができてない。。。と思いつつ、これまでの慣れと言うのは恐ろしい。

「お世話になっております」

保護者さんに向けて言ってしまった。

心の中では「世話になってなーい!」と突っ込んでしまったが、保護者さんの安心した表情。

そうだ、この笑顔のために成績を上げるのだ。

学習塾は生徒のためならず

塾講師としては当たり前のことなのだが、ブランクがあることで、つい忘れていたことがある。

それが「学習塾は保護者のためにある」ということ。

もちろん授業は生徒のために実施するのだが、成績が上がったり志望校に合格することで、保護者さんの想いも反映する。

そこに安心感が生まれ、感謝される。

塾講師という仕事は、とても自惚れてしまいがちなのだ。

偉そうな態度をとっても、授業料が高くても。

結果こそ対価。

それが塾講師としての生き方なのだ。

エースなど恐れ多いが。。。

僕の塾講師歴は15年。

当然といえば当然だが、他の講師の2倍以上の経歴をもっている。

塾長さんは20年と言っていたが、年齢は60歳を超えた人。

自分で言うのも変だが、37歳という若さで15年の塾講師歴をもっている人材など、そうそういるものではないのだ。

講師として応募してくるのは、学生や主婦が多く、生活の合間に稼ぎに出てくる人ばかり。

20代や30代は別の仕事をし、退職後に塾講師になる人もいる。

いや、都会には若くして塾講師をする人も多いだろうが、探してみてほしい。

30代で15年。

のべ1500人以上の生徒を指導した経験をもち、基本的に5教科すべてを教えられる人材。

はっきり言って、ハイスペックすぎて手を出しづらい。

それが俺である。

上からの笑顔がしびれるよ

塾講師としては、これ以上ないほどの経歴をもっているが、そんな俺を上から見てエースと言い、なんとか引き入れようとしてくれる塾長さん。

もしも、本当に俺がハイスペック塾講師だとしても、そのハイスペックを引き入れようとする塾長さんは凄い。

経営者として考えると、自分よりも若くして経験をもっている人を疎ましいと感じる人が多いのも事実。

他の塾で働かなかった、、、いや、働けなかった理由の1つが、それである。

俺の教育理論、受験突破理論は、他の金稼ぎ塾には受け入れられなかったのだ。

「教科書を教えて定期テストを取ればいい」

そんなことを言った別の塾長さんもいたっけな。

俺が「それでは受験は突破できない」と伝えると、首を切られたっけ。

言う前に言われたよ

過去に首になったこともあったので、あらかじめ俺は受験対応しかできないことを伝えようと思った。

だが、思うよりも先に言われてしまった。

「志望校に受からないと面白くないでしょ」

それは生徒も、保護者も同様だと付け加えた塾長さん。

あぁ、やっぱりわかってる人はわかってると思った。

徳島の中で、ようやく本質をついている塾と出会った。

自分がやろうとしていたことを、俺よりも確実な形にしている人に出会えた。

見事。

さすが。

素晴らしい。

どんな言葉も、発した瞬間に上から目線に感じるが、俺にはできなかった学習塾の形。

1つの理想形が、そこにはあった。

そりゃ、その塾で勉強すれば、成績は上がって当然。

俺もそこで講師として働くか。

実はまだ迷っている

給料は良い。環境も良い。人も良い。

それは見学をさせていただき、判断できる。

1つだけ不安なのは、今の僕がその塾に適することができるかどうかだ。

僕が保護者なら、よろこんで子どもを通わせる。

だが逆に、講師として、しっかり結果を出せるのか。

今の俺は、過去の自分ではない。

過去の栄光は、生ゴミと言っても過言ではない。

今は今である。

そして、これからの自分に期待ができるのか。

なるほど、5年も塾講師から離れている間に、すっかり自信を失っているようだ。

あの頃の自分より成長していない部分が、ここにあったのか。そうか、そうか。

 

自分を信じる必要がありそうだ。