「プロ」を意識して仕事をしてきたつもりでしたが、Webライター歴5年目を迎えて気づいたことがあります。
かつてのように必死になっていないのです。
文章を書けばお金が稼げることを知った僕は、5年間でとにかく文章を書き続けました。
もちろん専門となるSEOや型、マーケティングなども学びました。しかし気が付いた時には「抜け殻」になっていたのです。
いつの間にか抜けてしまった「プロ意識」を取り戻し、過去の自分より優れた文章を書いてみたい。
さらに言えば、プロ意識とは何だろうってことを追求してみたい。引き締まるような感覚を胸に、プロ意識について考えてみたいと思います。
年末応募連打・年始落選連打
プロ意識について考えることになったのは、年末に応募していた案件の多くに落選したからです。
およそ20件ほどの案件に応募していましたが、そのうち13件から返事がきました。
13件のテストを受けることになり、本来の単価とは異なる低単価で文章を書きました。
テストライティングとは、いわゆる入社試験のようなものです。
Webライターが案件を獲得する際に受けるもので、合格すれば継続的に仕事を受けられるようになります。
しかし残念なことに13件中、合格できたのは3件。
気づいたときには10件もの案件に落選していたのです。(合格してから1件だけで案件終了したものも含む)
クライアントは優しい人が多かったので、選考の途中結果を教えてくれた方もいました。
10件中、7件のクライアントは教えてくれました。
「最終選考まで残っています」
しかし残念なことに、そのすべてに落選。
改めて自分の結果を受け入れることになったのです。
最初3件は受かったんだけど…
Webライターをしている人の中には、多くの案件を獲得せずに高単価で少しの文章に集中できる人がいます。
しかし僕の場合は、文字単価がそれほど高いわけではありません。
現在受けられている案件でも、高くて2.5円。
もちろん初心者Webライターよりは高単価の案件をいただけていますが、平均すると1.2円程度です。
低単価と言われる案件も多く、0.5円程度で受ける案件も少なくありません。
それでも過去の自分と比較すると、平均単価が1円を超えることができ、満足してしまった部分があったのです。
気づけば2024年の目標に「月収100万円」と記載していました。
こんなことでは100万円は達成できるはずもありませんが、落選を繰り返した先に気づいたことがあるのです。
「お金しか興味がないのか?俺は…」
Webライターとして最も調子が良かった時期
Webライターとして5年。その中で最も調子が良かったのは3年目の後半から4年目の前半でした。
そのころは専業Webライターとして、本当に文章だけに明け暮れていた時期です。
文字単価の平均は3円を超え、案件数も月に70記事ほど。
月収50万円を超えたときも多かったですし、平均しても40万円をいただけていました。
だからこそ専業でWebライターができていたのですが、ChatGPTの出没とともに案件数は激減。
多くの案件を失う結果になったのです。
どうやらそのころから僕の中で「プロ意識」が衰退していたのですが、今まで気づくことがなかった自分が情けなくなります。
改めて「プロ意識」を考えてみた
落選を繰り返したことで、過去の自分と今の自分を比較しました。
「プロとして活動していた自分」と「プロのつもりの自分」の差です。
今は複業Webライターとなっているので、Webライターとしての収入が減っているのは仕方ありません。
しかし、案件が獲得できないのは、明らかに何かが違うと思ったのです。
そういえば学習塾の講師をしていた時代も、僕は「プロ」を強く意識していました。
学習塾の場合…
学習塾で働く講師の場合、プロ意識がある先生とない先生は一目瞭然です。
授業準備にどのくらいの時間を使っているかを見ればわかります。
僕の場合、1時間の授業に充てていた準備時間は2時間でした。
1日8時間を授業時間に充てる夏休み等は、ほとんど寝る暇も食事の時間もありません。
5分しか残らなかった休憩時間に、どん兵衛にお湯を入れ、生徒からくる質問に答えながら食したのを覚えています。
どん兵衛って、お湯を入れてから5分待たないと柔らかくならないんですよ。笑
ボリボリとした触感を感じながら、授業時間になる前に食す。
どん兵衛の恨みは200円ぶん笑
生徒はふざけて僕の食事の邪魔をしてきます。中学生くらいの男子って、そういうもんです。笑
食事をとれなかったとき、僕はいつも言っていました。
みんな必死になって40枚のプリントをやってくれていましたよ。笑
そう、あらかじめ食事の邪魔をしてくる生徒がいることを知っていた僕は、前日に大量の印刷を終えていました。
既に準備を終えていたのです。いえ、前日にしておかなければ時間がなかったとも言えるのですが。
とにかく、そのくらい授業日のことをイメージして準備していたのです。
当然、生徒の成績は向上します。
塾からもらったプリント40枚。家に帰って徹夜でやってくる生徒も多かった。
家でお母さんが生徒に言ったそうです。
「早く寝なさい!」
しかし生徒は言ったようです。
「先生のどん兵衛邪魔したから、これだけはやっていかなあかんのや」
お母さんは笑いながら電話をくれましたよ。
「うちの子、なんか邪魔したみたいですいません。」
「いえいえ、お気になさらず。宿題、やってますか?」
「それがもう…寝ろと言っても聞かなくて。勉強が好きになったのかしら…」
「徹夜するのはよろしくないので、今度はスケジュール管理を指導しますね」
お母さんは納得しつつ、受験までに合計得点200点以上を伸ばす塾の神髄を知ったのです。
それが僕の塾講師5年目のころ。雇われ時代の月収250万円に満たない収入でも、そのくらいやっていた。
ブラック企業だろうが、何だろうが。
生徒は、その年、その日にしか勉強できないことを知っていたからです。
(まぁ…後から塾の経営者に印刷代が高すぎると怒られたのですが…笑)
Webライター5年目の今…
気づけばWebライター3年目の後半は同じくらいリサーチしてました。
1記事5,000文字であれば、執筆自体は2時間あれば書けます。しかしリサーチ時間は10時間以上を使っていました。
当然、簡単なリサーチしかせず文章構成に時間を費やしていない記事と比較すると、圧倒的に良質な文章が書けます。
5,000文字を書いて、自分で見返して修正を入れる。ディレクターになったつもりで、自分で自分の記事に修正を入れていく。
自分が出した修正を紳士に受け止め、また良質な記事を目指していく。
1日に2万文字を書くことよりも「記事の質」を追求した結果がそこにありました。
1日の労働時間は長くなりましたが、収入以上に結果が出ている案件の「その後」に満足しています。
それなのに、5年目になった今、そのことを忘れているのですから我ながら呆れてしまいます。
リサーチに10時間。。。。
そんな時間…ない。。。と諦めてしまったのです。
複業Webライターになったからこそ、時間の活用方法は考えないといけなかった。
それなのに「単に短時間で執筆すればよい。」と考えてしまっていた自分がいたことに、残念な気持ちにすらなります。
当然、その無意識での考え方が記事にも反映されているのでしょう。
明らかに本来のレベルとは異なる文章を提出し「なぜ落選?」とか思っているのですから。
まだまだですね、僕も。
プロ意識に気づかせてくれた落選連打
プロ意識が抜けていることに気づかせてくれた案件、僕の文章をテストしてくださったディレクターやクライアントの方々にお礼申し上げます。
今回のことがなければ、僕はWebライターとして終わっていました。
文章に命を吹き込むのは、読んでくれた読者に感動を与えることでもあります。
参考になる記事を書くのは、無料で情報を手に入れるしかない金銭的弱者のためでもあります。
学習塾にいたころ、思っていたことがあります。
「あぁ…この子たちは、少なくとも塾費用を出してくれる親の元で育ってるんだよな…」
飲食店で働きだしてから、学習塾費用など出せない親元で育った人たちに出会うことが多くなりました。
勉強を活用した世界にいた僕は、そのまま学習塾にいれば出会うことがなかった人々です。
しかしWebライターとして考えると、こういう人たちにこそ情報は必要なのだと思います。
そのための文章を、僕は書いているのだと。
もちろん金銭的に余裕がある人も、Web記事を参考にしますよ。
しかしWeb以外でも情報を得られるのが特徴ですよね。
Webでしか情報を手に入れられないのは、何かの理由を持った人たち。
いえ、逆に言えば、そういう人たちはWeb以外に頼る場所がないこともあります。
そのことを忘れていました。
ただ自分の収入のために記事を書く。それもWebライターになるには理由の1つと言えるでしょう。
しかし「僕が良質な記事を書く理由」にはならなかった。
僕は誰かのために活動するとき、最も力を発揮できる人のようです。
しいたけ占いでも「不思議な人」とされるような射手座。
しかも世界中で見ても少ないAB型。
はっきり言って、レアな人種なんですよ。笑
プロ意識を取り戻した先に…
先日、プロ意識を失っている最中にデートをしました。
Xでアンケートを実施していますが、マッチングアプリで出会った女性。
3回目のデートで告白。
返事待ちの状態なんです。
#婚活#告白#返事待ち
— sorato24 (@sorato242) January 19, 2024
【男性必見!?】
マッチングアプリで出会った女性との3回目。
好意的に感じた相手。デートした後に告白。
「付き合っていただきたいです」
返事は保留。
さて、あなたならどのくらいの期間、返事を待ちますか?
あなたが女性の場合、どのくらい待ってほしいですか?
#婚活#告白#返事待ち
— sorato24 (@sorato242) January 20, 2024
マッチングアプリで出会った女性と3回目のデートで告白。
返事は保留。だが、次のデートを誘いたい!って男性も多いのでは?
返事待ち期間に、次のデートを誘うのはアリ?ナシ?
あなたが女性の場合は、誘われたら行く、行かないでお答え願います!
正直、マッチングアプリで出会った女性に対し、たった3回の出会いで好きになれるとは思いませんでしたよ。
そんな惚れっぽいタイプでもないので、意外と冷静にいられると思っていました。
しかし告白した日から、心がざわついて仕方ありません。
イエスなのか、ノーなのか。
わからないというのは、本当に怖いものです。
ただ僕の気持ちは伝えましたし、もし振られても後悔しないだけのことをしました。
思い出ができました。
あとは相手の人がどう思っているかだけ。
もちろん振られたらショックですし、泣いてしまうかもね。笑
そのくらい、ちゃんと好きになれた相手です。
でもだからこそ、彼女はちゃんと考えて答えてくれると思っています。
イエスでもノーでも、僕は相手の答えを受け入れられると思います。
デートでもめちゃくちゃ考えたから…
最初に会った日から、かなり好印象でした。
相手に不快な思いをさせないように、いろいろ考えましたよ。
デートする場所、食事や好み、過去のことや家族のこと。
もちろん付き合うとしたら結婚も意識するでしょうから、その後のこととか。
気が早いといわれるかもしれませんが、婚活している人って、たぶんみんなそんな感じ。
付き合う前に「将来」を考えていると思います。
僕の場合、今回の相手との将来のイメージが湧いたからこそ告白に至ったのですが、結果はまだわかりません。
とはいえ、ここで思うんですよ。
「相手のことを真剣に考えるって…プロ意識と同じかも…」って。
準備とイメージこそプロの技
つまり「準備」です。
準備するにはイメージ(想像力)が必要ですし、時間の確保も大切です。
しかし実際に重要なのは「準備しようと意識すること」です。
デートの場合、自分も楽しいから一生懸命に準備できます。
様々なイメージを膨らませて考えることができます。
良いことも悪いこともシミュレーションしながら、楽しい思い出を作ることを考えるでしょう。
しかしそれが仕事となると、自分には面倒なことも含まれてしまいます。
だからこそ、だんだん無意識で「プロ意識」が抜けて行ってしまう。
準備することを怠るようになってしまう。
でもそのことに気づいたならば…
やるしかないですよね。
プロ意識を取り戻した先に。
案件の合格も。
恋の合格も。
ありますように。