未経験から月収10万円を目指す副業Webライターに向けて、稼ぐための基礎基本を紹介します。
クラウドソーシングサイトで案件を取ることだけでなく、クライアントとの衝突(クラッシュ)への対応策、文字単価を向上させるための具体的な行動を提示します。
これからWebライターを始める人、より高単価の案件に挑もうとするWebライターのための記事です。
Webライター副業のメリット
まずWebライターとして活動するうえで必要な情報をまとめました。
- 所得の確定申告について
- 稼げる潜在的な収益
- 自由な働き方
所得の確定申告について
Webライターを副業として始めた場合、確定申告をする必要が生じることがあります。
副業で得た収入が年間20万円を超える場合、その収入を申告する義務が生じるため、ルールに従って税金を納めるようにします。
まず年間の収入に対して税金がどのくらい必要か知っておくことは、副業を始めるうえで必要な知識と言えるのではないでしょうか。
マネーフォワードクラウド確定申告などのツールを使用することで手続きを簡単に進めることができるようになります。
一般的なWebライターの収入は「雑所得」として申告することになるため、報酬を受け取る前に申告方法を熟知しておくと不安を解消することにつながる可能性は高いです。
稼げる潜在的な収益
Webライターの副業には、潜在的な収益が期待できると言われています。
本来、Webライターはクライアントワークと呼ばれる業務委託方式で報酬を得ますが、クライアントから依頼を受ける以外に以下の方法で収益を獲得できる能力を身に着けられます。
Webライターは文章を書くことが仕事になりますが、クライアントから依頼されるだけでなく自らの収入を獲得する術を身に着けられることで、人気のある副業として認知されました。
特にアフィリエイト記事の作成や権利収入を得られるコンテンツの執筆に携わることで、クライアントから得られる短髪報酬だけでなく、長期にわたる安定した収入を構築できる魅力が存在します。
もちろん能力を向上させる意識をもつことで、クライアントに認められれば文字単価を上げることができ、継続的な収入を得ることも可能です。
労働収入と権利収入のどちらも構築できるため、Webライターは副業として人気があります。
自由な働き方
Webライターとしての副業は、場所を選ばずに仕事ができるため、在宅ワークを考える人にも人気があります。
ただし実際の業務はパソコンに向かって作業を行うことが多いため、ネット環境や集中できる環境が必要です。
そのため、専業Webライターの多くは自宅環境を整えることで「職場=自宅」となり、場合によっては自由度は低いかもしれません。
それでも自分の好きな時に、好きな場所で仕事ができる魅力があり、プライベートの時間と仕事のバランスを取りながら働いているWebライターは多いと言えます。
自分の得意分野や興味のあるジャンルに特化して執筆活動することで、クライアントから認められることも増えてくるでしょう。
文字単価を向上させることができれば、より自由な時間を確保することに繋がり、本業より収入が高くなることも考えられます。
Webライター副業の始め方
Webライターとして副業する場合の始め方を紹介します。
必要な環境とスキル
Webライターとして副業を始めるには、パソコン操作ができることが必須です。パソコンを保有しているだけでなく、ネット環境を整えましょう。
また文章を書くためのワープロソフト(WordやGoogleドキュメント)の操作にも慣れる必要があり、より高単価の案件を受けるにはCMSを操作できることが望まれます。
【CMSとは?】(後日公開)
インターネットでのリサーチ能力も不可欠で、多くの初心者Webライターはリサーチの方法を身に着けていないため、文章執筆に時間を要すると言えるかもしれません。
2024年現在では、AIが流行していることで受注した案件にAIを活用した文章を提出するWebライターが続出しています。
このブログ(マイハビッツ)でもAIを活用していますが、Webライターは「オリジナル記事」を作成し、提出することが求められます。
そのためAIの情報を精査し、より信用度の高い情報を記事に盛り込むことが大切です。
基本的な文章力に加えてSEOの基本や、特定のテーマについて深く調査する能力が求められるため、不断の努力により継続的にスキルアップする心構えが必要と言えます。
ライティングの基礎
Webライター副業を成功させるためには、ライティングの基本を理解し、実践することが重要です。実践の中から学びを得ることで、次に活かしていく「修正力」が求められていると考えると良いでしょう。
誰でも最初は素晴らしい文章を書くことはできませんが、クライアントから求められる修正に真摯に向き合い、自分の足りないスキルは何かを把握していきます。
例えばターゲットとなる読者が何を求めているかを間違っていたり、読者の願望を満たす情報を提供できていなかったりするでしょう。
クライアントは客観的にあなたの文章を読むことで、読者の潜在願望を満たしSEOで上位をとれる記事を求めています。
もちろん文法や句読点の使い方、情報の正確性を保つことも大切です。
読みやすい構造で要点を絞りながら情報を整理し、魅力的な見出しを付けることも読者の注意を引くために欠かせません。
これらの基礎を身に着けることで、質の高いコンテンツを生み出せるWebライターになることができます。
クライアントを見つける方法
未経験からWebライター副業を始める際、最初のクライアントを見つけることが一つの課題です。
効果的な方法として、クラウドソーシングサービスを利用することが挙げられます。
クラウドソーシングサイトとは、ランサーズやクラウドワークスのことですが、Webライターとして活動している人はインディードも利用することが多いのではないでしょうか。
様々な案件を見つけることができるため、あなたのスキルに応じて利用できるのがメリットです。
ただし案件が無数に存在していることで、未経験者は応募することに躊躇してしまう可能性があり、応募したとしても他のWebライターが優秀であるため案件を受注できない可能性もあります。
クライアントから案件を受注するためには、自身のブログやSNSを活用し、執筆活動を積極的に公開する努力が必要です。
クラウドソーシングサイトは手数料が必要になることで、サイトを通さずにWebライターを探しているクライアントも存在します。
それらのクライアントは潜在クライアントと呼ばれ、ネット上には存在していないように感じられますが、あなたの執筆能力により公開した情報を元に依頼が飛んでくることがあります。
例えばココナラなどのサイトを利用すると、あなたのスキルに応じてクライアント(お客様)が依頼をくれることがあるでしょう。
潜在クライアントから直接オファーをもらえるようになると、クラウドソーシングサイトを利用しているときより文字単価が上昇するなど、Webライターにとって良いことが多いです。
※ただし個人間の取引になるため、特に金銭トラブルには注意が必要です。
さらに地域によってはネットワーキングイベントやセミナーに参加することで、Webライター同士の繋がりを確保できたり、ネットをあまり利用したことがないクライアントから依頼されることもあります。
人と人との繋がりを大切にし、信頼関係を築くことでWebライターとしてのビジネスを展開するチャンスに恵まれていきます。
効率的な記事作成のコツ
Webライターにとって記事作成は仕事ですが、重要な記事テーマやリサーチについて紹介します。
記事のテーマ理解とリサーチ
効率的な記事作成の第一歩として、記事のテーマを深く理解し、それに基づいた丁寧なリサーチが必要です。
テーマに対する理解を深めるためには、関連する背景知識を得ることが役立ち、Webライターはインターネットを使用して最新の情報おw集めるでしょう。
そこに必要なのが「ペルソナ」であり、どんな案件を受注していたとしてもペルソナ無くして記事はあり得ません。
高品質な情報提供
読者に価値ある情報を提供することが、Webライター副業で成功する鍵です。
仮にAIを使用した記事を作成するとしても、事実に基づいた高品質な記事を作成する必要があります。
ここで「高品質」とは、読者の潜在願望を満たす記事のことです。
読者に信頼されるため、サイトの訪問者数を増やすためには、事実に基づいた確かな情報が必要となるでしょう。
その情報源は「一次情報」と呼ばれ、例えば政府が公表する刊行物であったり、個人が直接体験したり調査や実験を繰り返して得た情報のことです。
現在のWebライターには「トライ&エラー」をする努力が求められています。
例えば料理ブログを考えればわかりやすいもので、美味しい料理を作るためには普段から料理をしつつ、試行錯誤してメニューを考えておかなければいけません。
複数の料理メニューから「おすすめの一品」をブログで公表することで、筆者が得た経験からの結論を公表していることになります。
これが個人ができる「一次情報」の作り方と言え、過去に得た資格などを活用できるのも「経験から得た知識」だからです。
無資格のWebライターが良質な記事を作成するためには、1つの記事に対して複数のトライ&エラーが必要であり、経験が少ない初心者ほど苦労すると言えます。
しかし経験を積んだWebライターになると、複数の記事を作成するために無数のトライ&エラーを繰り返しているため、経験が蓄積されて短時間で記事を作成できるようになります。
SEO対策
効果的なSEO対策は、Webライターとして活動する中で不可欠なスキルと言えます。
適切なキーワードを文章に盛り込み、検索エンジンによる評価を高められる記事が求められています。
検索結果で順位を上げられるWebライターは、多くのクライアントから認められやすいと言えるでしょう。
SEO対策を学ぶためには「書籍・セミナー・ネット活用」などがあげられますが、上記でも述べたようにWebライターとして実践的に学ぶことも求められます。
自身のブログを運営してSEO対策を試行錯誤することで、自分なりのSEO対策を身に着けてください。
もちろん案件を発注するクライアントは、企業活動の中で個人よりも多くの情報を手にしています。
そのためWebライターとして案件を複数受注することで、自然とSEO対策が身についていくのが普通です。
とはいえ論理的にSEO対策を学びたい場合、以下の書籍がおすすめです。
報酬の見通し
Webライター副業を通して報酬を得たいと考える人のために、実際のWebライターがどのような報酬を得ているか紹介します。
また文字単価をアップさせるための方法も記載しましたので、あなたの活動の参考にしてください。
報酬体系の理解
Webライターとして副業を始める際には、報酬体系を理解することが非常に重要です。
多くの場合、報酬は文字単価で計算され、その範囲は0.5円から3円程度が一般的です。
初心者のうちは低めの単価で仕事を始めることが多いですが、実際に活動していると文字単価1円以上のクライアントの方が丁寧な印象を受けます。
低単価の案件は個人が発注していることも多く、また同じWebライターがディレクターとして活動している場合もあります。
フリーランスWebディレクターは多くの案件をかかえ、Webライターを募集することがあるでしょう。
その際、例えば本来は文字単価2円の記事でも、ディレクターの手元に利益を残すために文字単価0.5円~1円程度で発注していることもあります。
クラウドソーシングサイトに存在する案件の中で、良いディレクターを一目で判断することは難しく、案件を受注しながら良し悪しを判断するしかありません。
経験とスキルが向上するにつれて、より高い単価で案件を受けることが可能になります。それはディレクターを通さずに企業と直接交渉ができるようになるからで、企業の中には成果報酬型の仕事を発注しているものもあります。
成果報酬型の案件の場合、例えばSEOで上位〇位に入ったら1万円などと述べられることがあるでしょう。
報酬体系は無数に存在しますが、企業が募集する要項に記載されていることが多いため、Webライターは募集要項を熟読する必要があります。
更なる収入アップの方法
副業としてのWebライターで収入を増やすためには、様々なアプローチで自らの行動を検討しなければいけません。
まず複数のクラウドソーシングサイトに登録し、様々な案件に応募することが基本です。
次に専門性を高め、特定の分野で知識を深めていきましょう。その分野でトライ&エラーを繰り返し、より高い専門性を身に着けていきます。
特定の分野で知識を深めることで、その分野の高単価案件に挑戦できるようになるでしょう。
さらにリピートクライアントを獲得することで、安定した収入源を獲得することも重要です。
リピートクライアントとは、何度も依頼をしてくれるクライアントのことで、ランサーズなどで「認定ランサー」を受けている人の多くはリピートクライアントから絶大な信頼を得ています。
ランサーズにおいてリピート数を比較すると、以下のようになります。
ブロンズランクWebライターのリピート数
認定ランサーWebライターリピート数
比較すると認定ランサーのリピーター数は、ブロンズランクの約5倍。
稼ぎ続けられるWebライターになるためには、いかにリピートクライアントが重要かわかる数字ではないでしょうか。
Webライター副業の課題と解決策
Webライター副業を始めることで感じる課題、それに対する解決策を提示します。
ただし1つの考えとしてとらえていただき、必ずしも正解でない旨はご了承ください。
書くことへの疲れや煮詰まりを避けるために
Webライターとしての副業は、継続的に高品質な記事を書くことが求められますが、時には書くことへの疲れやアイディアの煮詰まりに直面することがあります。
こうした問題を避けるためには、定期的な休息を取り、リフレッシュすることが大切です。
収入欲しさに仕事に明け暮れる人も少なくありませんが、ワークライフバランスを検討しつつ自分の調子を維持する努力が必要です。
優秀なWebライターほど休暇をとるようにしている傾向があり、休日には全くパソコンに向かわなかったり、スマホの電源を入れない人もいるようです。
また異なるジャンルの記事を読むことで新たな視点を得たり、短い散歩などの軽い運動を行うことで頭をクリアにするのも効果的です。
データはありませんが、専業Webライターの約7割はジムに行く習慣があるのだとか…。
さらに、ライティングスキルを磨くためにセミナーなどに参加し、同じWebライターと会話するなどしてモチベーションを維持する人も多いと言えます。
特にX(旧Twitter)には、たくさんの優秀なWebライターが集まっているコミュニティが存在しており、地方にいても良質な情報を手に入れる場として知られています。
クライアントとの衝突(クラッシュ)の対処法
Webライターとして働くにあたり、クライアントとの意見の食い違いやコミュニケーションの問題は避けられないこともあります。
こんな時は、まず冷静になり双方の要望を正確に理解する必要があると言えるでしょう。
クライアントのニーズをしっかりと把握し、可能な限り柔軟に対応を試みることが求められます。しかし残念ながら納得できない場合など、契約解消する方がよいこともあります。
クライアントとの衝突で最も多いのは金銭トラブルで、クライアントの未払いや支払い遅れなどが原因だと感じることが多いでしょう。
しかしWebライターとして仕事を進めていくうえでは、契約する前に条件を提示・把握しておくことが求められます。
クラウドソーシングサイトを利用した契約であれば、仮払いが行われる前に作業を進めることはなく、金銭トラブルに繋がりにくいといえます。
とはいえ、企業との直接契約をする場合、あらかじめ書面で契約内容を確認するなどを行い、トラブルは事前に回避することが求められます。
さまざまな状況に不安を感じる場合、フリーランスの保険を活用しておくのも良いでしょう。
フリーランスの保険/独立・開業・副業の方の事業や生活をサポート
未経験者が抱える悩みとその解決策
未経験からWebライターの副業を始める場合、どのようにして仕事を見つけ、どのようにしてスキルを身につけるかが大きな課題です。
解決策として、まずは無料のブログサービスを利用して自分の書いた記事を公開し、実績を作ることが有効です。
実績作りで最も活用できるのが「はてなブログ」であり、アフィリエイトやアドセンス報酬を受け取るためのきっかけにもなります。
近年ではWordpressでブログ運営する人が増えましたが、Webライター初心者は「はてなブログ」を上手に活用して実績を作ることをおすすめします。
またクラウドソーシングサイトで小さな仕事から始めてスキルアップを目指してみてください。
この記事だけでなく、インターネット上には多くの無料情報があふれており、積極的に情報を集めて学ぶことが重要です。
まず自らの得たい情報を集めることで、Webライターにとって最も大切なスキルである「リサーチ力」を身に着けるきっかけにもつながるでしょう。